▲Page Top

心臓(循環器障害)の障害の障害年金認定基準

心臓(循環器障害)の障害基準 心疾患による障害は、弁疾患、心筋疾患、虚血性心疾患、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患に区分されています。

ここでは、弁疾患と心筋疾患について1級~3級が決まる基準のご説明をいたします。

弁疾患

等級 症状
1級 ・病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状を有し、かつ2Mets未満に該当するもの
2級 ・人工弁を装着術後、6ヶ月以上経過しているが、なお病状をあらわす臨床所見が5つ以上、かつ、異常検査所見が1つ以上あり、かつ、2~4Metsに該当するもの
3級 ・人工弁を装着したもの

※Metsとは、座位姿勢時に必要な酸素摂取量を1Metsとし、日常生活の活動がどの程度心臓に負担がかかるのかを判断するための、身体活動や運動強度の指標のこと。たとえば、平地歩行は3Mets、入浴は4~5Mets、階段昇りは6Metsとなる。

心筋疾患

等級 症状
1級 ・病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状を有し、かつ、2Mets未満に該当するもの
2級 ・異常検査所見の左室駆出率(EF)40%以下かつ、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、2~4Metsに該当するもの
3級 ・EF値が50%以下を示し、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ一般状態区分表の3~6Metsに該当するもの

※臨床所見(診断書では「無」・「有」)
<自覚症状>動悸、呼吸困難、息切れ、胸痛、咳痰、失神
<他覚所見> チアノーゼ、浮腫、頸静脈怒張、ばち状指、尿量減少、器質的雑音

心臓の障害年金の申請事例(傷病名:梗塞後狭心症)

内容

20年前に狭心症を患い、バイパス手術を受けました。

それからしばらくは何もなかったのですが、5年くらい前に狭心症が再発し、再度バイパス手術をして現在に至っております。

医師の診断書によると、「現在は軽微ではあるが、心不全を起こす可能性は高い。普段の生活においても注意が必要であり、日常生活に著しい制限をきたしているため労働できる状態ではない。」とのことです。

結果

ご自身の申立でも、日常的な家事をするにも息切れや胸痛があるため動けず、つらい状況にあるということでした。

障害厚生年金を請求した結果、2級に認定されました。労働ができない、ということは日常生活において金銭的にも、精神的にも追い詰められます。

少しでも家計の負担を減らすことができた、と少し安心していらっしゃいました。

心臓の障害年金の申請事例(傷病名:大動脈弁狭窄症)

内容

子供の頃から循環器に疾患があり、常に動悸や息切れ、胸の痛み、咳がひどく、痰も出ていました。普段から呼吸することもつらく、運動などとてもできるような状態ではありませんでした。

更に、その頃から器質的雑音(正常な心臓では発生しない異常な心音)がありました。

17歳の時に、大動脈弁置換術を受けました。医師からは、家族の援助が必要で、働くことは難しく、将来、更に悪化していくと言われています。

結果

通常の判定では人工弁装着の場合は3級相当ですが、病歴状況申立書にて日常の支障を詳細に記述した事、医師の労働能力及び予後のコメント等が考慮され、障害基礎年金2級の認定を受けることができました。

心臓の障害年金の申請事例(傷病名:特発性拡張型心筋症)

内容

以前から普段の生活の中でも息切れがひどく、気になっていました。

病院で精密検査を受けたところ、特発性拡張型心筋症だと診断されました。それからすぐに、階段の上り下りがきつくなり、一人で荷物を持つことができず、とうとう何をするにも家族の助けを必要とするようになってしまいました。

しばらくして、息切れ、胸の痛みが悪化し入院しました。その時に心臓ペースメーカーの装着手術を受けています。

結果

結果、障害厚生年金3級の認定を受けることができました。